おれは「語り」が好きで と言って私の話をよく聞いてくれる友人がいて、ただ、私は、語りが多少事実より面白いのは当然なのではないかと思っている。 深いなー と言ってもらえるのも嬉しいけれど、語る時点で私の生い立ちや見聞は深くも高くも広くもなる。そ…

関係の解消

カウンセリングに通うのを辞めました。 終わりにした方が良いタイミングはもっと早く来ていたようにも思いますが、私からは言えませんでした。 驚いたけれどほっとしています。ここのところは悩んでいることもないのに捻り出さなければならない苦痛が勝って…

自分の足で歩けなくなった ということばをどこで聞いたかは分からない、しょっちゅうちらつくワードなので最早自分のものの気がしているけれど多分どこかで読んだのが最初だろう 人のことを頼っても良いんだと優しい言葉をかけてくれる人もいつまでもそばに…

フォークの持ち方がおかしくても、それが彼の責任でないと分かっているなら好きだってちゃんと伝えてあげられたら良かったのかもしれない。 でも、それがいつか終わることも気付いているならむやみに安心させることも無責任かもしれない。 彼のいたたまれな…

死ぬことは最後の手段に取っておきたい そりゃまあどうやっても最期になるだろうけれど 自発的に死ぬことは ああ あの人に優しくしておけば良かったとか 後悔しそうな人に後悔させたいときまで取っておきたい

私が初めて2つとなりのクラスにいた木綿子を知ったとき、 彼女は「うちのクラスの美少女」と私の旧来の友人に紹介されて登場した。 整っているが美少女、というには癖の強い顔立ちで、だからこそ気になった。 名前の最後の文字が同じとか、同じくスピーチコ…

私は人を救ったことがあるかもしれないって やったじゃん

ロールプレイングの話

部活の2つ上だった小山先輩が初めて帰ってきた夏、先輩と現役部員で集まった帰りに、夜遅いからとその日いた唯一の女子部員だった私を先輩は一緒に自転車で家まで送ってくれました。 世間話をしていた流れもあって、最後の角に差し掛かる少し前に「私、先輩…